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自由・相対主義・自然法
現代法哲学における人権思想と国際民主主義


●民主主義に対する倦怠感が兆し、リベラリズムが空洞化する時代への警鐘と指針

戦後の国際秩序を支えてきた理念を無視する力による世界の再編が進行し、リベラルな国際秩序がグローバルな特権層の活動の場とみなされ、格差が再び拡大する現在、共産主義理念が国政の現実的選択肢としてはもはや存在せず、リベラルの空洞化が有害なレベルにまで達した社会にいかなる道がありうるか。近代から現代への思想史的理路を法哲学の立場から確認し「現代」の基盤を示す、ノモス主権論の構築と並行して練り上げられた自由論を集成。
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著者 尾高朝雄
書名 自由・相対主義・自然法 現代法哲学における人権思想と国際民主主義

体裁・価格 A5判上製 384p 本体価格6900円(税別)
刊行 2018年1月
ISBN 978-4-906917-76-1 C0032

●尾高朝雄既刊書 ノモス主権への法哲学天皇制の国民主権とノモス主権論

●目 次

I
現代の法思想
世界人権宣言と自然法
民主主義の法理念
自由の体系

II
自由論
・意志の自由
・世界を作りつつある存在
・政治の自由
・経済の自由
・文化の自由
・平和世界の建設


●著者紹介

尾高朝雄(おたか・ともお) 1899年生、1956年歿。法哲学者。朝鮮に生まれ東京に育つ。1923年東京帝大法学部卒業後、京都帝大文学部哲学科で学ぶ。京城帝大助教授、東京帝大法学部教授(法理学、のち法哲学講座担任)を歴任。欧米留学時代(1928年から1932年)にはウィーンでケルゼンに、フライブルクでフッサールに師事。1956年5月ペニシリン・ショックのため急逝。代表的著書に『国家構造論』(学位論文、1936年)『実定法秩序論』(1942年)『法の窮極に在るもの』(1947年)『法の究極にあるものについての再論』(1949年)『数の政治と理の政治』(1949年)『自由論』(1952年)『国民主権と天皇制』(増補版1954年)がある。また在欧中にオーストリアで刊行したGrundlegung der Lehre vom sozialen Verband〔社会団体理論の基礎〕(1932年)はドイツ、オーストリアで高く評価され現在も刊行中(Springer刊)。