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ベルクソン『物質と記憶』を再起動する
拡張ベルクソン主義の諸展望


●拡張ベルクソン主義宣言! 第三弾、シリーズ完結

時代にあまりに先駆けて世に出たがゆえに難解書とされてきた『物質と記憶』を、現代諸科学の知見を通して新たに読解する野心的試み。『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』『ベルクソン『物質と記憶』を診断する』の続編。村上靖彦、三宅陽一郎、バリー・デイントン、フレデリック・ヴォルムスほか。

シリーズ第一巻 ベルクソン『物質と記憶』を解剖する
シリーズ第二巻 ベルクソン『物質と記憶』を診断する
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編者 平井靖史・藤田尚志・安孫子信
著者 村上靖彦 三宅陽一郎 B・デイントン F・ヴォルムス ほか
書名 ベルクソン『物質と記憶』を再起動する――拡張ベルクソン主義の諸展望
体裁・価格 A5判並製 416p 本体価格3600円(税別)
刊行 2018年12月
ISBN 978-4-906917-86-0 C0010


●目 次

序 論……平井靖史

第1部 持続と生

『物質と記憶』における生……フレデリック・ヴォルムス(天野恵美理訳)
ベルクソンの実証的形而上学をめぐって……安孫子信
ベルクソンにおける現働的なものと潜在的なもの……ポール=アントワーヌ・ミケル(天野恵美理訳)
現象学をベルクソン化する……村上靖彦
《コラム》経験の拡張……増田靖彦

第2部 意識と過去

脳型ロボット研究に基づく意識及び自由意志の統合的な理解……谷 淳(石渡崇文訳)
ベルクソン・モデルの人工知能への取り込み……三宅陽一郎・平井靖史
鼎談 ベルクソンと人工知能の未来……谷淳・三宅陽一郎・平井靖史
《コラム》拡張ベルクソン主義とエンジニアリング――持続の工学的再構成は可能か?……三宅岳史
無時間的汎心論……バリー・デイントン(木山裕登訳)
時間は何を保存するか――ベルクソンにおける出来事個体の数的同一性の創設とイメージの問題……平井靖史
《コラム》持続一元論および時間の線イメージ――平井靖史氏とバリー・デイントン氏へのコメント……伊佐敷隆弘

第3部 緊張と拡張

溺死する心――心理学にとってのベルクソンの継続的な妥当性について……スティーヴン・D・ブラウン(山内翔太訳)
純粋記憶の「自覚」――西田幾多郎の絶対無の哲学からの(過剰)解釈……杉村靖彦
《コラム》記憶における「開いたもの」と「閉じたもの」……伊東俊彦
『物質と記憶』から『想像と発明』へ――ジルベール・シモンドンとイマージュのもう一つの理論……アンヌ・ルフェーヴル(米田翼・山根秀介訳)
extensionと縮約――『物質と記憶』第四章におけるベルクソンの直観を再考する……平光哲朗
関係と偶然――『物質と記憶』をめぐる「持続」解釈の試み……永野拓也
《コラム》物質は自由か――『物質と記憶』によって広げられる問いとその射程……谷口薫

人名索引・事項索引


●編者紹介

平井靖史(ひらい・やすし) 福岡大学人文学部・教授。国際ベルクソン協会(Société des amis de Bergson)理事。ベルクソンおよびライプニッツを中心とする近現代フランス哲学。1971年生。翻訳、ベルクソン『意識に直接あたえられたものについての試論』、合田正人共訳、ちくま学芸文庫、2002年。論文、“Event and Mind: an Expanded Bergsonian Perspective”, David Kreps(ed.)Understanding Digital Events:Bergson, Whitehead, and the Experience of the Digital,Routledge, 2019近刊。

藤田尚志(ふじた・ひさし) 九州産業大学国際文化学部・准教授、Ph.D.(哲学)。哲学・倫理学、フランス近現代思想。1973年生。現在、これまでのベルクソン研究をまとめた『ベルクソン 反時代的哲学』を勁草書房ウェブサイト上にて連載中。安孫子信・杉村靖彦との共編著、Mécanique et mystique: sur le quatrième chapitre des Deux sources de la morale et de la religion de Bergson, Olms, 2018.

安孫子信(あびこ・しん) 法政大学文学部・教授。哲学・フランス思想史。1951年生。編著書、『デカルトをめぐる論戦』、京都大学学術出版会、2013年、『ベルクソン読本』、法政大学出版局、2006年。藤田尚志・杉村靖彦との共編著、Considérations inactuelles : Bergson et la philosophie française du XIXe siècle, Olms, 2017.

●著訳者紹介

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