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開国と興国と外交と 松濤閑談

中公文庫『回顧録』で広く知られる牧野伸顕、もう一つの回顧録

急速に近代化する日本国家エリートの視点とセンスと経験と。――大久保利通の子として生まれ、10歳での岩倉使節団随行に始まり、早くから内務と外務の空気に触れて育った国家エリート中のエリートが語る、興味深い具体的事実の数々。官界・国際政治・皇室の事情に通じ、第一次世界大戦パリ講和会議では日本代表団事実上の首席として活躍。老いてなお重きをなし、5.15事件、2.26事件でともに標的にされた重要人物が語り遺した、近代化日本のリアルな風景。
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著者 牧野伸顕
書名 開国と興国と外交と 松濤閑談
体裁・価格 A5判上製 256p 本体価格6300円(税別)
刊行 2020年7月
ISBN 978-4-910213-05-7 C0020

目 次

文物・制度について

外人の観た日本の変遷
岩倉使節について
明治の留学生について
明治の役人について
鉄道事業の起りについて
黒船について
彰明会のこと
岡倉天心と美術の関係

偉れた人々の思い出

大西郷について
西郷従道侯の思い出
自分の見た伊藤搏文公

パリ媾和会議について

媾和会議の性格
大戦の跡始末について
山東問題について
永久平和機構を繞って
会議から見た国民性

牧野伸顕略年譜

●著者紹介

牧野伸顕(まきの・のぶあき) 1861年生、1949年歿。官僚。大久保利通の次男として鹿児島城下加治屋町に生まれ、牧野家の養子となる。1871年、岩倉遺外使節団とともに渡米。1879年、東京大学中退、外務省に入る。1891年、福井県知事。1892年、茨城県知事。1896年、特命全権公使となりイタリアへ赴任。1899年、オーストリア駐在(兼任スイス駐在)。1906年、文部大臣。1907年、男爵。1911年、農商務大臣。1913年、外務大臣。1914年、貴族院議員。1919年、パリ講和会議全権委員。1920年、子爵。1921年、宮内大臣。1925年、内大臣。1925年、伯爵。