ドイツのインド学者・仏教学者。キール大学教授(1898)、ゲッティンゲン大学教授(1908)としてパーリ語および仏教学を講じた。パーリ語仏典研究においてリス・デイヴィッズ(Th.W.Rhys Davids)と並んで先駆者的な役割を果たし、律蔵(Vinaya Pitaka)の全ての原典を校訂出版した(1879-83)。本書はブッダの歴史的存在を文献的に立証した著作として名声を博して版を重ね、現在でも英語版、ドイツ語版原典は古典として読み継がれている。本書以外の主著に、Die Religion des VedaやDie Lehre der Upanishaden und die Anfäge des Buddhismusなどがある。
本書の原書は Hermann Oldenberg 著 Buddha : Sein Leben, seine Lehre, seine Gemeinde.(初版1881, Verlag von Wilhelm Hertz, Berlin)であり、底本は木村泰賢・景山哲雄共訳『仏陀』(初版1928年、大雄閣)である。本書は、新漢字標準字体、新仮名遣い等により表記の現代化をはかった版である。