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近代中国と列強の利権――積弱大国に展開する経済の国際政治
斎藤良衛[著]

錯綜する地政学的で地経学的な国際政治

ワシントン体制下、二つの世界大戦の間の時代状況を中心にアヘン戦争以来の歴史を振り返り、その先を展望する、同時代国際政治批評。協調主義から群雄割拠、合縦連衡を経て再び協調主義へ、そして……。帝国日本の満洲事変以後の拡張主義による自滅の歴史的背景となる、近代中国に展開する国際的経済事情の概要。

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造本 A5判上製 256p
価格 定価6930円(本体6300円+税10%)
刊行 2021年11月
ISBN 978-4-910213-21-7 C0020


目 次

はしがき
1 世界平和と支那問題
2 開国始末
3 列強の利権競争
4 利権競争の反動(1)――支那側より起った反動
5 利権競争の反動(2)――列国の自衛と自制
6 利権競争の反動(3)――支那の領土保全、主権尊重と商工業の機会均等主義提唱
7 列強の協同歩調時代
8 支那の統一(1)
9 支那の統一(2)
10 列国の対支援助(1)――借款応募
11 列国の対支援助(2)――関税改訂
12 列国の対支援助(3)――収入及び支出に関する或る種の関与
13 列国の対支援助(4)――各種勧告
14 結 論
索 引


●著者紹介

斎藤良衛(さいとう・りょうえ)1880年生、1956年歿。外交官。法学博士。1908年東京帝国大学法科大学政治学科卒業。1910年外交官及領事官試験合格。天津、漢口、オタワ、福州、ワシントンなどで勤務。東京では主に通商局に勤務し、1926年外務省通商局長、1927年満鉄理事(1930年まで)。1934年外務省嘱託、1940年外務省外交顧問、1941年満鉄最高顧問。主な著書に『支那経済条約論』『支那国際関係概観』(本書)『近世東洋外交史序説』『最近支那国際関係』『ソヴィエト露国の極東進出』(書肆心水復刻版『革命ロシアの極東進出』)『外国人ノ対支経済活動ノ法的根拠(第1-6巻)』『対支経済政策ノ或基本問題』『欺かれた歴史』がある。