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第一次世界大戦への外交史1――ビスマルクから日露戦争まで

現代世界の構造を形成した世界戦争に至る経緯を活写する

ヨーロッパ列強の利害による思惑と駆け引きの詳細と連鎖。謀り謀られ、付いては離れ、望まざる全面戦争の渦に呑み込まれてゆくリーダーたち。力関係の論理と感情の機微を外交文書に基づき生々しく描く。

*シリーズ既刊 第二次世界大戦への外交史1
*シリーズ既刊 第二次世界大戦への外交史2
*シリーズ既刊 両大戦間世界外交史
*シリーズ既刊 第一次世界大戦外交史
*シリーズ既刊 第一次世界大戦への外交史2

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著者 エーリッヒ・ブランデンブルク
訳者 芦田均
書名 第一次世界大戦への外交史1――ビスマルクから日露戦争まで
体裁・価格 A5判上製 352p 定価7590円(本体6900円+税10%)
刊行 2020年10月
ISBN 978-4-910213-07-1 C0020

目 次

1巻目次

第1章 ビスマルク時代の回顧
第2章 ウィルヘルム二世の初期
第3章 下の関
第4章 イギリスとロシア
第5章 チェンバレンの同盟申し込み
第6章 サモア、ボーア戦争および揚子江条約
第7章 岐路に立つドイツとイギリス
第8章 日英同盟より英仏協商まで
第9章 モロッコ、日露講和およびビェールコ
第10章 アルジェシラス会議、ロシアの協商加盟

2巻目次

第11章 ドレッドノート建艦競争
第12章 ボスニア問題の危機
第13章 大風一過
第14章 アガディールとトリポリ
第15章 英独の海軍制限交渉とホルデーン使節
第16章 バルカン戦争
第17章 最後の休息
第18章 大戦勃発
第19章 結 論

●著者紹介

Erich Brandenburg(エーリッヒ・ブランデンブルク)1868年生、1946年歿。ドイツの歴史家、ライプツィヒ大学教授。著書にDie Reichsgründung(ライヒ〔帝国〕の創設)など多数。

●訳者紹介

芦田均(あしだ・ひとし)1887年生、1959年歿。1912年東大法科卒業、外務省入省。ヨーロッパ各国で外務書記官、大使館参事官を歴任。1929年法学博士の学位取得。1932年退官して政界に転身。衆議院議員当選連続11回。その間ジャパンタイムス社長を務め、戦後幣原内閣の厚相となり、退任後衆議院憲法改正特別委員会委員長、1947年民主党総裁、片山内閣の外相、1948年芦田内閣を組織し総理兼外相。同年昭和電工事件に連座し内閣総辞職、民主党総裁も辞任。1955年民主党外交委員長、自民党顧問、党外交調査特別委員会委員長。