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制定の立場で省みる日本国憲法入門  第二集

●制定現場の空気と論理と駆け引きと

当事者の生の声により日本国憲法をリアルに歴史の問題として捉え直す。制定過程の経験談と、制定者としての立場による逐条的解説の二部構成。なぜそう変わったのか、変わらなかったことは何か、議論が紛糾したことは何か――制定の事情と機微を理解すると、今なら変えてもよいところ、今でも変えてはいけないところが、いずれの立場にとっても見えてくる。

改正草案に関する国会答弁をほとんど一人で行った憲法担当国務大臣金森徳次郎の巻。

第一集 芦田均(衆議院憲法改正特別委員会委員長) のページへ



著者 金森徳次郎 (憲法担当国務大臣)
書名 制定の立場で省みる日本国憲法入門 第二集
体裁・価格 四六判上製 320p 本体価格3800円(税別)
刊行日 2013年11月30日
ISBN 978-4-906917-21-1 C0032


●著者紹介

金森徳次郎 (かなもり・とくじろう)

1886-1959。法制官僚出身の政治家。愛知県出身。東京帝国大学法科卒業後大蔵省に入り、のち法制局に移る。1934年法制局長官となるが、著書に天皇機関説的表現があると批判され1936年に辞職。1946年貴族院議員となり第一次吉田内閣で憲法担当の国務大臣を務め、議会において憲法改正草案に関する答弁をほとんど一人で行う。1948年から59年まで国立国会図書館初代館長。著書に『帝国憲法要綱』『憲法随想』『憲法遺言』など。

●目 次

I 憲法制定議会の前後

 急ぐGHQ
 「九条」の問題
 天皇の問題
 国会の問題

II 憲法遺言

 新憲法に関する私の煩悶
 天皇の問題
  天皇について
  国体論議
  天皇の統治権者たる地位
  新憲法は明治憲法の改正か
  この憲法は恒久法であるか
  国および国民統合の象徴
  皇位継承
  天皇の権能
  天皇の行為の代理
  皇室の財産授受
 戦争の放棄
  戦争放棄の規定の正しい解釈
  自衛権なし、または自衛戦争をする権利なしとする見解について
  自衛権の必要
  憲法は現在のままでも戦力を持ちうるとする考え
  警察予備隊その他の警察力は憲法第九条に違反しないか
  再軍備可否論
 基本的人権
  基本的人権
  憲法の認める基本的人権
  基本的人権の範囲
  基本権の方向
  基本権は個人の有する権利か、それとも国民の有する権利か
  基本権の深さ
  基本的人権の行使に伴う条件
  十八世紀的権利と二十世紀的権利の混在
  憲法規定の弾力性
 権力分立制
 国 会
  直接政治と間接政治
  二院制度論
  下院の構成
  参議院の構成
  解 散 制
  議員と国民代表
  国会と政党との関係
  議会における会議と議決
  議員の特権
  議会の権能
  両議院の立法権について
  予算及び条約の問題について
 内 閣
  内閣の構成
  国務大臣たるべき資格
  内閣の職責
 司 法
  司 法 権
  裁判所の独立
 財 政
 地方自治
 憲法の改正
 結 語

  附録 日本国憲法



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