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日中衝突三十年 現地外交の志――道義的経済政策と侵略的軍事の抗争
堀内干城[著]

対立と戦争の状況における経済外交の実務とその意義

二十一ヶ条要求から第二次大戦戦後処理まで、日中衝突三十年のあいだ日中外交本街道を歩み、そのうち二十年を続けて現地の実務当事者、責任者として過ごした稀有な体験から「道義派と拡張派の抗争」の歴史を語る。現地社会に密接した具体的経済外交とそれに伴う日中関係の推移、軍事的勢力の拡張が徐々に英米権益を圧迫し破局へと向かう状況、そして日本降伏後の中国における復興事業の記録。

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造本 A5判上製 256p
価格 定価6930円(本体6300円+税10%)
刊行 2021年12月
ISBN 978-4-910213-22-4 C0020


目 次

序に代えて――何故私は筆をとったか
私の出発
幣原外交第一期
北京関税特別会議開催さる
幣原外交第二期
満洲事変勃発す
幣原外交第三期――有吉、汪精衛国交調整
日華事変前後
嵐の中の天津
北京で――軍への抵抗
事変処理への努力
再び嵐の現地ヘ――上海
対華新政策遂に空し
投降後の中国残留三年半
中華人民政府の実態
結 び
脱稿の後に
索 引

●著者紹介

堀内干城(ほりうち・たてき)1889年生、1951年歿。外交官。東亜同文書院卒、京都帝国大学法科大学卒。1918年外務省入省、通商局勤務。1927年ロンドン大使館二等書記官。1929年上海公使館一等書記官。1936年天津総領事。1938年参事官兼北京総領事。1939年本省東亜局長。1940年公使兼上海総領事。1942年大使輔佐の公使として南京勤務。1948年帰国。